迅速凍結粉砕装置
迅速凍結粉砕装置(IQ MILL-2070) <フロンティア・ラボ社製>
(熱分解装置)パイロライザーで世界トップシェア、フロンティア・ラボ社から満を持して粉砕装置が発売されました。
たとえばプラスチックの熱分解分析。プラスチックには母材に酸化防止剤・可塑剤・難燃剤等々さまざまな添加剤が含まれています。試料サンプリングの際、サンプリング箇所によっては成分の“バラつき”が発生してしまいます。凍結粉砕装置は、試料成分を均一化するために不可欠な装置です。


デモ機あります。トライアル粉砕承ります。お気軽にお問合せください。

その1 ラボ内の卓上で使えること
よくある粉砕機は床置きであり、まるで何かの工事中のような振動を階下まで響かせます。
IQ MILL-2070は卓上で使え、振動はわずかです。移動も簡単です。
その2 やっぱり静かなこと
ご経験済みの方も多いと思いますが、粉砕機の使用中は会話ができないほどうるさいです。
しかし、IQ MILL-2070は、その構造上思いのほか静かなんです。
その3 モーターの回転数が可変であること
試料によっては、なにもそんなにガチャガチャ一生懸命フルパワーで砕く必要はありません。
細胞,錠剤,食品,木片・・等々、試料によってはゆっくりと粉砕させるほうが効率は良いです。
その4 液体窒素の消費量が抑えられること
他メーカーさんの粉砕機は、液体窒素中でガチャガチャと粉砕するものが多く、1回の粉砕で思いのほか液体窒素を消費します。
IQ MILL-2070は付属ポットでの予冷式なので低消費、Ecoです。
パワフル粉砕とシンプル操作の迅速凍結粉砕装置(卓上可搬型)
本装置は、サンプルの粉砕工程を簡単な前処理操作へと向上させた装置です。
耐久性に優れた特殊な高弾性ベルトを利用することにより、高速立体8の字運動による短時間で効率的な粉砕を実現しました。
高分子材料などの粉砕・攪拌・分散に特化した、機器分析の試料前処理に最適な粉砕装置です。
特長
1.使いやすくシンプルな操作
▪ 簡単な操作でサンプルの粉砕が可能
2.短時間で効率的な粉砕
▪ 同一プログラムで最大3サンプルの同時粉砕が可能
▪ パワフルな衝撃と剪断の粉砕力で、粉砕時間を大幅短縮
3.液体窒素での予冷用キットが付属
▪ 粉砕前に冷媒(液体窒素等)を用いる試料容器の予冷方式
▪ 冷媒を使わずに室温でも粉砕可能
仕様
粉砕温度
室温あるいは冷媒(液体窒素等)を用いる試料冷却
粉砕設定
回転数 (rpm):50から最大3000 (無段階設定)
回転時間 (sec):10から60(1 sec毎)
回転サイクル:1 から10(1 サイクル毎)
回転サイクル間の待ち時間 (sec):10から600(10 sec毎)
安全装置
二重のマイクロスイッチと手動ロック方式の組合せ
サイズ
270(W)x350(D)x300(H) mm、約12 kg
電源 (50/60 Hz)
100/120V あるいは 200/240 V (400 VA)
※紙, プラスチック, 化学製品, 土壌, 廃棄物サンプル, 木材, 植物, 汚泥, 紙, 細胞, 織物, 羊毛, 配合飼料, 錠剤, 食品, 骨, 髪などの試料に対応しています。
デモ機あります。トライアル粉砕承ります。お気軽にお問合せください。
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GC、GC/MS関連
<フロンティア・ラボ社製>
Ultra ALLOY® 金属キャピラリーカラムシリーズ

耐衝撃性・耐摩耗性・耐熱性に優れたGC用金属キャピラリーカラム
ステンレス管の内表面を特殊不活性化処理した、高耐熱性・耐汚染性のカラムです。
フューズドシリカカラムに比べて耐熱性があり、450 ℃でも使用可能です。さらには、低ブリード、長寿命に加え、試料中の油分によるカラムの劣化防止、溶媒を使わないクリーニングとゴーストピークの防止、分析時間の節約、データの持続性など多くの利点があります。
特長
1.高性能
▪ カラムの内壁は7層のプロセスを経て不活性化
▪ 最上層は、シラノール基を多く含む層で、溶融シリカと非常に類似
▪ ポリシロキサン固定相として幅広く使用できるように設計
2.高温安定性
▪ カラムの内壁に結合した固定相ポリマーは、高温下での酸化耐性
▪ 一般的な有機溶媒で洗浄が可能
3.高耐久性
▪ ステンレス製のため耐衝撃性・耐摩耗性に優れる
▪ フューズドシリカカラムより20倍のカラム内表面積で、4倍以上の長寿命
Ultra ALLOY® Capillary Column 仕様
詳細はカタログをご参照ください。
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<フロンティア・ラボ社製>
UAガードカラムセットPh

フタル酸エステル類分析用PBDEカラム専用ガードカラム
ガードカラム(UAガードカラムPh)と接続ユニオン(UAコネクター)のセットです。
フタル酸エステル類の分析に推奨されているフロンティア・ラボ社製分離カラム(UA-PBDE)に接続することで、分離カラム本体の汚染を低減し、その交換頻度を減らします。
特長
- 分離カラムの寿命を向上
- ガードカラムの交換が容易
構造

UAガードカラムをUAコネクターの片側に接続し、もう一方から現在使用中のUA-PBDEカラムを接続して専用の金属フェラルでシールします。
仕様
- フタル酸エステル類の分析専用
- 接続カラム:UAPBDE-15M-0.05F
- 固定相:ジメチルポリシロキサン
- 材質:不活性化処理済、ステンレススチール
- サイズ:長さ1.5m、内径0.25mm、外径0.47mm、膜厚0.1μm
- 最高使用温度:380℃

UAガードカラムPhによる分離カラム長寿命化の一例
UAガードカラムPhの有無が分離カラムの劣化に与える影響を検証するため、ポリ塩化ビニル(PVC)の粉末0.5mgを400検体測定する耐久試験*を行いました。耐久試験の前後に標準試料としてIEC62321-8で指定されている7種のフタル酸エステル類を含む試料を測定し、分離カラムを評価しました。
ガードカラム有りの場合はガードカラム無しの場合と比較して、耐久試験後のBBPのピーク面積の減少は僅かでした。また、耐久試験後にガードカラムを取り外して分離カラムのみで測定したところ、BBPのピーク面積が回復したため、分離カラムが保護されていることがわかります。
*PVCの測定は分離カラムにとって最も過酷な測定の一つです。PVCの熱分解により発生するHClが分離カラムの固定相に大きなダメージを与えます。


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