iChemExplorer
(アイケムエクスプローラー)

アイケムエクスプローラー本体
iChemExplorerの特長
  • オートサンプラー内試料を加熱撹拌。
  • 150℃まで自在にプログラム加熱。
  • 複数のクロマトデータを1クリックでレポート化。
Agilent社HPLCとアイケム
iChemExplorerでできること
  • ライブラリー合成
  • 溶解度スクリーニング
  • 反応追跡
  • 分解・不純物モニタリング
  • 含有定量
  • 実験計画法作成
  • 試料前処理
  • プロセス開発
iChemExplorerの構成
  • 装置:HPLCのオートサンプラー内で撹拌、サンプルを設定した温度で加熱、または冷却。
  • ソフトウェア: 分析用シーケンスファイルの作成および試験結果を自動的にグラフ作成する、 Microsoft社 Excelに試験結果をデータ変換する。

iChemExplorerはHPLCのオートサンプラー用マグネチックホットスターラーです。
マイクロスターラーバーを入れたバイアルを加熱撹拌しながらサンプリングが可能です。

自動でサンプリングからデータの収集、ピークプロファイルによるデータ作成、レポート作成が飛躍的に簡易化。
→自動化により労力削減と人為的なミスをなくします。
撹拌時間や加熱温度により変化するバイアル内容物の組成比を自動でグラフ化します。
これにより既存のHPLCがパワフルな前処理機能を有した解析ロボットに生まれ変わります。

ピークプロファイルのイメージ図

簡単な設置 解析ロボットに変身

  • 設置:オートサンプラーの下に本体を設置し、トレイを通常のオートサンプラートレイと同様にセットするだけ。
  • 解析: 画面を見ながら目的バイアル位置のアイコンをクリックするだけでピークプロファイル(ピーク面積の変化プロット)を確認可能。
  • 結果:Excelへのデータ出力もクリック一つ。データのまとめも簡単。
    ソフトウエア上で見られるクロマトグラムやピークプロファイルを含むデータは画像コピーで他の文書アプリケーションに貼り付けることが可能 。
解析:目的バイアル位置をクリック
解析:画面を見ながら目的バイアル位置のアイコンをクリックしピークプロファイルを確認
結果:Excelへ出力されたデータ
結果:ワンクリックでExcelへデータ出力

新機能 iChemExplorer Control

新機能ソフトウェア:より簡単にシーケンスプログラムを作成できるように!

クリック操作だけでシーケンスプログラムを作成可能。
プロファイル表示により「失敗しないサンプリング」を実現。
温度設定もマウスドラッグでおこなえる。

反応・ 合成の測定ツールとして

加熱状態下でのバイアル内容物の組成、 濃度変化を各バイアルごとに時間変化を追いながら測定。
実験計画ソフトウェアと併用することで自動的に反応スクリーニング、 解析が可能。

例)合成プロセスを開発するうえで触媒リガンドが異なることによる反応速度の違いや、 不純物の生成割合を視覚的に判断。
サンプリングから測定まで Agilent社製のHPLCが行うため、自動的に正確な時間帯での変化プロットを得ることが可能。

反応が早いサンプルの場合
→クエンチツールトレーを使用。
反応を仕掛けたバイアルから短時間で多数のサンプリングをMicrotiter plate(48,54,96および384ポジションから選択)にクエンチを実行し、それらを自動で一斉分析することで反応速度や反応効率を測定することも可能。

各バイアルごとに時間を追いながら変化を測定
加熱状態下にて各バイアルごとに時間を追いながら変化を測定

溶解性の測定ツールとして

温度を段階的に変化させることである温度条件下におけるバイアル内容物の存在比を測定。
温度平衡化ソフトウエアツールを使用して任意の温度を多段(4ステップ)に設定可能。

フィルターバイアルを使用
→未溶解物のカラムへの混入を防ぐ。

検出感度領域の広いHDRと組み合わせ
→水層 /油層の混和した条件下における分配係数を自動的に計算。

HDR-DAD
Agilent 1290 Infinity II ハイダイナミックレンジ ダイオードアレイ検出器

バイアルの使い方

安定性の測定ツールとして

温度勾配をかけ、その温度条件下におけるバイアル内部の組成比を測定。 特定物質の劣化の速度を速め、安定性を測定。

温度変化による物質含有量(ピーク面積)の減少度合いから、ある温度領域における安定性の数式モデルを自動的に換算。
多検体一度に測定できることから溶解条件(溶媒、pH)の異なる試験結果を得ることが可能。

検出器にMSを使用することで、分解生成物中の遺伝毒性物質も高感度でモニタリングすることが可能。  

物質の安定性の数式モデルを自動的に換算
物質の安定性の数式モデルを自動的に換算(例:MeOH)

iChemExplorerはシンプル操作

リニア昇温でサンプルの温度変化による反応度合い追跡
昇温(攪拌)+自動サンプリングで反応を追跡
昇温(攪拌)+自動サンプリングで反応を追跡
ステップ昇温で複数サンプルの反応度合い追跡
温度変更+自動サンプリングで複数サンプルの反応を追跡
温度変更+自動サンプリングで複数サンプルの反応を追跡
クエンチして最後に一斉分析
クエンチして最後に一斉分析
温度変更しながらクエンチし最後に一斉分析

24 Position Flow TrayとAgilentバイアルプレート(54穴×2mlバイアル用)を組み合わせた例。
様々なサンプリングを行えます。また、プレートは各メーカーのウェルプレートを使用可能。
試薬調整や、試料の前処理装置としても活用できます。

24 Position Flow TrayとAgilentバイアルプレート

iChemExplorerの加熱撹拌トレー/クエンチプレート/冷却用撹拌トレー
目的に合わせてご選定ください。ご相談ください。

Agilent 社製の取り付け可能 HPLC
  • Agilent 1260/1290 Infinity LC
  • Agilent 1100/1200 シリーズ LC
  • Agilent LC/MS(シングル四重極のみ)

↓ アプリケーションのダウンロード ↓

iChemExplorer

光学分割
光学分割
API評価・強制的な分解
API評価・強制的な分解
結晶化による不純物除去
結晶化による不純物除去

ドージングによる反応制御
ドージングによる反応制御
反応スクリーニングと速度論的研究
反応スクリーニングと速度論的研究

↓ カタログダウンロード ↓

iChemExplorerカタログA3
iChemExplorerカタログ
(A3印刷用)